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VIDES JAPANと福島県の歩み

VIDES JAPANと福島県の歩み

2022/01/09 | 事務局からのお知らせ, VIDES JAPANの活動

VIDES JAPANは、1994年から国際ボランティア団体として、東京を拠点に活動を続けてきました。
1989年に誕生した国際非営利活動団体として誕生したVIDESは、特に青少年と女性教育のためのボランティアグループとして発足しましたが、その後社会の変化に合わせて、その課題と向き合い、国際社会で成長してきました。
その国際的な発展は、世界中に約12,000もの会員数を持つサレジアンシスターズという修道会のネットワーク、支援があります。

※VIDES JAPANの初期の歴史は、こちら。VIDESの国際団体としての歴史も、こちらからご覧いただけます。

日本での活動の歴史
VIDESは、2022年現在、世界の42ヵ国で展開している国際非営利組織、国際ボランティア団体です。
1994年から始まった日本のVIDES JAPANは、国内のボランティア、修道会のメンバーとともに、主に14種類に分かれる活動を実施してきました。
2022年最近の活動は、こちらからご覧ください。

近年では、上記の活動報告の記事の中でも紹介されているように、日本で増えている外国人労働者への医療支援、オンラインでの教育プログラムの実施なども実施してきました。

福島県との関係
その中で、VIDES JAPANの代表を含め関係者が福島県浪江町の出身であることも関連し、活動の中で福島と人々との活動の機会も増えました。
以下で、その歴史の流れ、そして今後の展望についても、お話ができればと思います。

1998年:大自然体験ツアーの開始
VIDES JAPANは、福島にいるボランティアと都内中心に集まった有志のボランティアとともに、福島県双葉郡浪江町を訪問しました。
この訪問が、活動の中で最初の現地との繋がりの始まりでした。
3月のじゃがいも植え、5月の田植え、7月の芋掘り、10月の稲刈りなど、福島の1年を体験するような活動となりました。
子供たち、若いボランティアにとっては特に、自然の体験を通して人間として成長ができる機会になったと思います。
(以下の写真は、当時の子供たちの様子です)

参加した当時の子供たちは、雨が降ってきたり、疲れたりしても、誰も最後まで「やめよう」とは言わず、田植えを行った思い出などを語ってくれています。
宿泊には、当時の浪江町請戸の海の家も使用させて頂きました。
2000年には、ツアーが定着し、ボランティアが稲の成長記録を付けたり、浪江のジャガイモについて会員内で情報共有をするようにもなりました。

その後、政府自体によって、子供たちの田植えなどの体験を促進するようになり、一旦VIDES JAPANとして定期的にボランティアを企画することはストップしましたが、今後も自然との関わりを大事にした活動を模索していく予定です。

【当時のツアー】
・ジャガイモ植え:3月において2泊3日
・田植えツアー:5月で1泊2日
・ジャガイモ堀りツアー:6月と7月に開催
・夏のキャンプ:7月~8月
・稲刈り:9月下旬に1泊2日
・サツマイモ堀り:10月の1泊2日

2011年の震災後の活動
2011年、東日本大震災を受け、VIDES JAPAN特別災害援助プロジェクトを実施しました。
浪江町請戸の皆さんに対する支援を中心に、できることを探しました。
その後、義援金を集め、2011年4月のVIDES JAPAN総会時に、被災者の家族に手渡すことができました。
その時のレポートについては、詳細をこちらから見て頂くことができます。
また、以下の写真は、福島県浪江町役場の方々に対して、義援金をお渡ししている様子となります。

一方で、東京に多くの方が非難されていることも知り、私たちが活動の一つであるフリーマーケットのために寄付を頂いている物資を、非難された方に対して提供しました。
以下の写真が、義援金をご提供させて頂いた際の記録となります。

さらに詳しい被災地支援の情報については、こちらのVIDESの広報誌であるVIDES Newsをご覧ください。

2013年:カリタスジャパンとの協働
2013年4月15日~17日、VIDES JAPANのボランティアは福島県原町を訪れ、現地のカリタスジャパン(カトリックの国際団体)と共に、野菜の農家からの買い取り、住宅への配分などを通して、できる支援を実施しました。
VIDES Newsのこちらの記事から、当時の様子をさらにご覧ください。

VIDES JAPANのこれからと福島県
現在でも私たちは、福島県浪江町に訪れることが多くあります。
そこで目にするのは、震災前とは今だに大きく違い姿です。
しかし、多くの自然がそれでも存在し、復興に向けて新しい風を取り入れようとする人々が多くいます。
こうした福島県の姿を見て、この場所を国際ボランティア団体として、海外も含め多くの人々に紹介していくことが重要と考えています。
2022年度以降、VIDES JAPANはさらにこの福島との関わりを深めていく予定です。

2022年は、VIDES JAPANにとって大きな変化の年になります。
この活動に向けての進捗については、今後も更新していく予定です。
こちらのホームページを、是非ご覧ください。

これからも、どうぞよろしくお願いします。