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VIDES CANADAのDerek浪江町滞在記(2024/8/4~11)

VIDES CANADAのDerek浪江町滞在記(2024/8/4~11)

2024/08/14 | 事務局からのお知らせ

2024年8/5(月)〜8/7(水)の3日間、「なみえ子どもクラブ」の子どもたちと楽しい交流の時を持つことができました。
2日目は、もう玄関口で「Derek先生〜!」と手を振り待ち構えていました。この日は、Derekも知っていた折り紙の手裏剣を制作。意外に難しく、お互いに助け合いながら全員完成!その後、自由遊びに参加。パズルマットで部屋を作った子どもたちが、Derekをお迎えして、おままごとのおもてなしをしていました。
3日目は、好きな食べ物等を各自が日本語か英語で書き、その言葉を英語で発声する活動。予告を覚えていて、回答を日本語と英語で準備していた子も数名いました。最後には全員、回答を英語で書いてもらいお持ち帰り。
最後に、今度のお祭りのために準備中だったヨーヨー釣りに初めて挑戦!
普段とは違う英語活動に、子どもたちはとても関心を示し愉しんでいました。人懐っこく素直な子ども達でした。

6日(火)から、午前中に「えごま畑」の摘芯※を手伝いました。
※摘芯=夏場に日に日に伸びる芽をハサミで摘み取り、わき芽を成長させるための作業。

えごまは、浪江の在来種。震災によって絶えかけていたえごま栽培を、浪江に移住した青年たちが地元の農家から引き継いで、「農業から始める新しいまちづくり」をスローガンに、日々汗を流して農園で頑張っています。
浪江では、このような移住者の挑戦を応援する地元の人のあたたかさに触れ、事業を起こして町を盛り上げていきたいという熱い思いを持った人、特に若者たちが今、集まってきています。この中にDerekもどっぷり浸かり、4日間、木陰もない畑でしたが熱中症対策をしながら嬉々として作業をしていました。
残念ながら最後の日は、台風のため作業中止。台風前の畑の見回りだけ一緒にしました。その後小振りになった時、「あっ、雨やんだ。農業できる!」と立ち上がったDerek。すっかり農業に魅了されていました!
夏場は草取りや摘芯のために働き手が最も必要なときなので、Derekの働きはとても喜ばれました!

9日はちょうど、バイオリニストの武内良太朗さんがイタリア留学から一時帰国中でしたので、ご自宅でバイオリン・ミニコンサートをしていただき、同時に、浪江で日頃VIDES活動を支えてくださる方々やお世話になった農業の方をお招きして親睦会を開催。浪江の畑の中の一角が、素敵な夕べの集いで賑わいました!

10日・11日は、「東日本大震災・原子力災害伝承館」や、請戸小学校の児童ら全員が無事避難できた場所「大平山霊園」、「原町教会」などを訪れ、13年経った今も癒されない三重苦の心の傷、そして、人々の新しい街づくりへの情熱等について考え、分かち合いました。

浪江滞在中、Derekは、ボスコみらいセンターを訪れる様々な人と日本語で見事に会話しすぐ溶け込んでいました。
海鮮丼や寿司など、浪江の新鮮な魚も大好きで、「最高!」と行って気持ちよく食べる食べる!よく寝、よく活動し健康的な毎日を過ごすことができました。

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