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Best Practice : VIDES Poland(世界大会2022)

Best Practice : VIDES Poland(世界大会2022)

2022/07/15 | 事務局からのお知らせ

VIDES JAPANは、2022年7月1日~5日に開催された世界大会に参加しました。
その中では、Best Practice(6年間の活動で、他国に対して参考になる活動をした国)の発表もありました。
そのいくつかを、ホームページでも紹介ができればと思います。

まず、VIDES Polandについて、紹介ができればと思います。

・ポーランドの現状
国連難民庁によると、2022年2月24日の時点で、300万人以上がウクライナを離れ、そのうち200万人がポーランドに入っています。

VIDESポーランドの支援のおかげで、サレジアンシスターズは75人の母親と、67人の子供を迎えることができました。
子どもたちは幼稚園や学校に通い、食堂を自由に利用でき、課外活動に参加する機会が与えられています。ウクライナの人々を、ポーランドの地域社会と統合するために、サレジアンシスターズとVIDESポーランドが動員され、ポーランド語コース(大人と子供向け)を開始しました。

さらに、ポーランドのカリタスとの積極的な協力のおかげで、サレジアン・シスターズは若いボランティアの支援とともに、難民のための宿泊施設を探し続け、クラクフ駅に到着した難民のための即時支援活動を続けています。

※参考資料はこちら

具体的な活動
①ウクライナ難民の支援
Good Shepherd Internationalや、International Good Shepherd FoundationなどによるVIDES Internationalを通した支援を受けることにより、VIDES Polandは、継続的にウクライナの難民の支援を実施してきました。

※参照資料は、こちら

具体的には、ポーランド語のコースを実施することで、難民として入ってきたばかりで、まだ仕事についていない人々の就職支援に繋げました。
また、International Good Shepherd Foundationもあり、既に仕事がある方に対しては、アパートを借りる上での金銭的サポートを実施しています。

サマーキャンプの開催も実施し、子供たちに対してレクイエーションも実施し、様々な年代の人々への支援を実施しています。

②VIDES 世界大会でのプレゼンテーション
下記の写真のように、VIDES Spain、Canada、Saragossaの支援を受けて、VIDES Polandは活動しています。
2022年7月の世界大会では、今まで実施してきた活動の紹介と、それに対する支援団体への感謝が中心でした。
下記の写真では、ウクライナの子供たちが書いたイラストを、渡しています。

・今後の活動
ウクライナからの難民の受け入れの数は、少なくなってきており、既存の支援団体からのサポートなどによって、今後も活動は続くようです。
写真に写っているJoanna Warychさんは、普段他のNPOや国際連合関連の仕事にも関わっているとのことで、VIDESをそれらの団体の活動と繋げることで、支援できる範囲を広めることができると、おっしゃっていました。

日本との繋がり
1989年、ポーランドが民主国家になった後、日本との関係の発展があり、天皇皇后の訪問も実現しています。
一方で、日本の歴史のテキストでは、あまりポーランドのことが多くは取り上げられていないため、私たちが民主化前のポーランドの歴史を理解したり、日本を相対的に見て、ポーランドの人々に説明することは、大きな相互理解につながると思います。
ボランティアは、世界大会のテーマであった通り、対話(diagolue / reciprocity)の中で課題を見つけ、新しい活動を導くことができます。

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2022年7月15日